ヒアルロン酸は低分子なものほど吸収されやすい?

「ヒアルロン酸ドリンクやヒアルロン酸サプリは分子が大きいため、口から摂取しても効果がない」
このような話を見聞きしたことのある方は多いのではないかと思います。確かに、分子の大きなヒアルロン酸は体内で吸収されにくく、口から摂取しても効果がないという説は間違ってはいません。では、低分子のヒアルロン酸ではどうなのでしょうか?

 

ヒアルロン酸は2種類に分類されています

ヒアルロン酸の分子量はその種類によってまちまちですが、動物の体内など、自然界に存在しているヒアルロン酸は高分子ヒアルロン酸、天然のヒアルロン酸を化学的に処理し、分子を小さくしたものを低分子ヒアルロン酸と呼びます。

 

低分子ヒアルロン酸は体内に吸収されやすい?

それでは、高分子ヒアルロン酸と低分子ヒアルロン酸の違いからお話をさせて頂くことにしましょう。高分子ヒアルロン酸は分子量が大きいため、私たちの体内へ取り込まれてもなかなか分解されないという特徴を持っています。つまり、高分子ヒアルロン酸は腸へ到達してもなかなか体内に吸収されないため、ヒアルロン酸としての効果を発揮することなく、そのまま体外へ排出されてしまう確率が高いということです。これが、冒頭でお話した「高分子ヒアルロン酸は口から摂取しても効果がない」という話の根拠となる部分です。
ですが、高分子ヒアルロン酸にも活躍の場はあります。それは、変形関節症の治療として行われるヒアルロン酸注射、あるいは、バストアップとしてのヒアルロン酸注射などです。このような注射に於いては、ヒアルロン酸が早々に体内で分解されてしまっては効果が長続きしないため、あえて高分子ヒアルロン酸が使用されます。
一方、低分子ヒアルロン酸は体内で分解されやすいという性質を持っているため、ヒアルロン酸ドリンクやヒアルロン酸サプリメントなどに使用されています。現在では、低分子ヒアルロン酸あるいはナノ化低分子ヒアルロン酸などに加工されたものを使用するドリンクやサプリメントが多く登場してきており、体内に吸収されやすいことから「ヒアルロン酸は口から摂取しても効果がない」という説は、もはや過去の伝説となりつつあります。また、ヒアルロン酸注射に於いても、顔のパーツ形成のために行う注射には低分子ヒアルロン酸が使用されており、これはデリケートな部分の血管を圧迫することがないよう、体内に吸収されやすいということが考慮されているためです。

 

ヒアルロン酸サプリメントはここに注意しましょう

最近ではさまざまな種類のヒアルロン酸サプリメントが出回り、品質の見分け方も難しくなってきています。そこで注意して頂きたいのは、必ず低分子またはナノ化という表示のある製品を選ぶということです。また、安価な製品の中には、「ヒアルロン酸配合」としか表示されていないものもあり、配合されているヒアルロン酸が高分子なのか低分子なのか判断がつかないものもあります。安価だからと安易にそのような製品に手を出すと、結果的にヒアルロン酸本来が持っている効果を実感することができない場合もありますので、製品選びの際には、ヒアルロン酸の分子の大きさにこだわりましょう。